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【キューバ 基本編】 キューバへの行き方、ツーリストカードについて

カリブ海に浮かぶ国キューバ。スペイン建築の街を1950年代のアメ車やソ連車が走っている、時間が止まったような国。

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最近まで止まっていたこの国の時計の針は、2015年にアメリカとの国交が回復して以来、これまでの遅れを取り戻すように急速に動き始めています。

キューバへの旅行はいまや世界中の人から人気で、キューバ国内も観光客と資本を集めようとどんどん発展してきています。

 

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わたしが初めてキューバに行ったのは2010年5月。

その時期の素朴さを知っている分、変わり始めているのは寂しく感じる部分もありますが、わたしはそんなキューバが一番大好きです。

大好きすぎて今まで6回訪問、述べ2ヵ月以上キューバに滞在しました。(移住をまじめに考えていた時期もあります)

そんなキューバ通のわたしが、自分の経験からキューバで役立つ情報を少しずつ発信していきたいと思います。

 

今回は基本編。キューバへの行き方、ツーリストカードについてご紹介します。

 

 

 

キューバへのアクセス

日本からキューバハバナへの直行便はありません。日本からカナダ、メキシコ、アメリカのどれかを経由していくのが一般的です。

価格帯はどれも時期によって異なるので一概には言えませんが、上手く安いチケットを見つけることをできれば、アエロメヒコでメキシコ経由が一番安いかな。

どの航空会社も安いチケットから売り切れていくので、早めに日程を決めて予約するのがおすすめです。

 

カナダ経由

東京からハバナの一番楽な行き方は、トロントで一度乗り継ぎエアカナダで行く方法です。エアカナダだと乗り継ぎ時間が短く、最短でハバナに到着することができます。

羽田発、成田発、どちらもあります。いずれの場合でも夕方16~17時頃に日本を出発し、日付変更線を越え、現地着は前日の夜23時前。(サマータイム時期だと更に1時間早い。)

エアカナダだと、キューバ入国に必要なツーリストカードも、トロントハバナの機内で配られるのでとても楽なんです。

所用時間は東京からトロントが約12時間(帰りのトロントから東京は約14時間)、トロントからハバナは往復共に約3時間半。

そして乗り継ぎ時の待ち時間は時間は往復共に2~3時間。結構無駄なく移動できちゃいます。

金額は安い時で往復12~14万円からといったところでしょうか。高いときの金額は青天井。。。。。。!

 

 

メキシコ経由

東京からハバナは、アエロメヒコでメキシコ経由でも行けます。まずは成田空港から直行便で東京からメキシコシティまで向かい、メキシコシティで乗り継いでハバナまで向かいます。

この場合だと、成田空港を15時くらいに出発し、日付変更線を越え、現地着は前日の夜24時。(同じくサマータイム時期だと1時間早い。)

所用時間は成田からメキシコシティが12時間半(メキシコシティから東京は約15時間)、メキシコシティからハバナまでが往復共に約3時間。

メキシコまで直行便なだけあり、フライト時間自体は短いのですが、メキシコシティでの乗り継ぎが6時間程度あるので、時間を持て余してしまうかもしれません。

街に出ることもできるけど、メキシコシティの空港はちょっと市街地から離れてる&道混んでるので、ちょっとばたばたするかもなー、という感じですかね。

ちなみに、キューバ入国に必要なツーリストカードはメキシコのアエロメヒコのオフィスで購入可能です。

 

尚、アエロメヒコだと、メキシコシティに加えてカンクンも経由することができます

(メキシコからキューバへのフライトは、カンクンからハバナへのフライトが一番数が多く金額も安い。そして所要時間1時間ちょい近い。)

東京⇒メキシコシティカンクンハバナメキシコシティ⇒東京、と、行きや帰りにカンクンにもよることができるので、キューバカンクンも楽しみたい人にはお勧めです。

 

アエロメヒコは安い時期では成田からハバナの往復10万円で買えるチケットがあったりするのでお勧めです。(ただし、アライアンスはスカイチームです。)

 

 

アメリカ経由

2016年からアメリカ経由が解禁されました!!!!

デルタ航空ユナイテッド航空アメリカン航空、3社ともハバナの定期路線を運航しています。

ただし、アメリカ経由キューバに入国する場合、下記13の内のどれかを満たす必要があり、チケット購入時に航空会社に申告する必要があります。(これ以外の場合はアメリカ経由の渡航は不可となっております)

 

  1. 家族の訪問
  2. ​政府関連公務
  3. ​ジャーナリズム活動
  4. ​専門的な研究または会合
  5. 教育活動または団体での人的交流
  6. ​宗教活動
  7. スポーツおよび公的イベント
  8. キューバ国民支援
  9. ​人道的プロジェクト
  10. 研究
  11. 情報資料
  12. 認可輸出取引
  13. ​一時渡航キューバ国民

 

参考:United航空HP

https://www.united.com/web/ja-JP/content/travel/destination/international/cuba.aspx

 

一方で、選択した目的の確証の提出を求められることはありません。

わたしはまだアメリカ経由で行ったことはないのですが、友人がマイアミ経由で行った際に、「キューバ国民支援」を選択して向かいました。

もし万が一アメリカで何かトラブルになった場合に備え、わたしのキューバ人の友人のIDコピーを本人了承のもと持参したのですが、何事もなく飛行機に搭乗できたとのことです。

キューバからマイアミに戻ってきたアメリカ入国の際も特に何も聞かれなかったとのこと。)

 

友達いわく、かなりおすすめのルートとのことなので次回試してみようと思っています!

 

航空券を少しでも安くとるための裏ワザ

日本から通しでハバナまでの航空券を買うと、結構高いです。ここ数年どんどんどんどん値上がりしています!!!(しかも燃油サーチャージも再開されてしまったので高いのよ。。。。)

ハバナ発着で安いフライトは、ハバナメキシコシティORカンクンインテルジェットという航空会社、②ハバナアメリカ各地(特にマイアミ)の米国系航空会社かなぁ。どっちも往復1万円くらいから。(安!)

この2つを上手く使うと、安く航空券が購入できるかもしれません。

また、日本からカンクンや、日本からアメリカ各地は、コードシェア便が充実しているため、安い航空券がいっぱいあります。

なので、「日本⇔メキシコシティORカンクンORアメリカ各地」という航空券と、「メキシコシティORカンクンORアメリカ各地⇔ハバナ」と、別々にチケットを取ると安くとれる場合があります

 

わたしはANAが好きなので、ANAの成田⇔メキシコシティの往復を取って、アエロメヒコかインテルジェットでメキシコシティハバナ間を片道ずつか往復で取っていくことが多いです。

(以前はエアカナダのトロントハバナが一日3往復飛んでいたので、行きはANAANAコードシェア便トロントまで行き、トロントからエアカナダでハバナ。帰りはハバナからメキシコシティはアエロメヒコかインテルジェット、メキシコシティからANAで成田へ、というルートが一番好きでした!

 

ちなみに、一点注意ですが、インテルジェットはLCCなので遅い時間の便は欠航になることが多いようです。ハバナメキシコシティの便が欠航していることってほとんど見たことないですが、メキシコ国内では欠航多いようです。

わたしがハバナから乗った時は問題なく飛びましたが、そのリスクを考慮して、以後アエロメヒコを利用しています。(インテルジェットよりアエロメヒコの方が5000円~1万円弱高い。)

 

ツーリストカードについて

キューバ入国の際に必要になるのが「ツーリストカード」。入国簡易VISAという感じです。入手方法は以下の3つ。

①事前にキューバ大使館で申請する、②メキシコシティの航空会社オフィスで購入(カンクンでも購入可能だが、売り切れている場合あり)、③エアカナダ機内で配られる。

キューバ大使館での申請には、飛行機のE-ticketだけでなく、最近は宿泊ホテルの予約票も提出が求められるようになってきています。

心配な方は事前にキューバ大使館に行くのをお勧めします。一方わたしは、いつもホテルや民宿ではなくキューバ人の仲のいい家族のおうちに遊びにいって泊まらせてもらっているので、大使館は面倒だなと思い(ホテルの予約票ないなぁと思い)、エアカナダ機内で配られるツーリストカードを使用したり、メキシコで購入したりしています。

わたしがキューバで会った旅人達は世界一周旅行者が多く、そのだいたいはカンクンからキューバに入国していたので、ほぼ全員メキシコの航空会社オフィスでツーリストカードを購入していました。

 

ちなみに、キューバで会った台湾人旅行者は、ツーリストカードの存在を知らずカードなしでハバナ到着。

当然入国時に止められ、そこでUSD200で空港でツーリストカードを購入させられ入国できたとのことでした。(普通の10倍以上の金額だけど、入国できてよかったね・・・・)